格安航空券とは?
格安航空券とは、包括旅行割引運賃適用の航空券の事を指します。
「航空会社が個人包括用に旅行会社に卸している割引料金の航空券」のことで、正式には個人包括運賃(IT)と呼びます。簡単に言えば、ツアー用の航空券を旅行会社に卸して、それをバラ売りしてるものです。なので、旅行会社から購入するは出来ますが、航空会社からは購入することはできません。
包括旅行割引運賃適用の航空券って?
「包括旅行割引航空運賃」というのはツアー(包括旅行)に適用する割引運賃という意味ですが、通常は「団体割引」などと同様、色々ある運賃割引の種類のひとつで、これが適用されたかどうかはツアー参加者が気にする必要はありません。
安さの理由
格安航空券が安い理由は大きく分けて4つあります。
第一の理由・・・・閑散期に客が欲しいため。6月や2月などは旅行シーズンではないため、集客者数が見込めません。なので、安い価格で販売しています。この季節による料金変動をシーズナリティと言います。
第ニの理由・・・・航空券には有効期限などの制限があるからです。30日、60日などの有効期限があったり、予約条件の変更不可などの航空会社に取って有利な条件が多い為に安くなっています。
第三の理由・・・・ツアー客用の航空券をバラ売りしているからです。電車やバスに例えると回数券を買って、それを一枚一枚売っているようなものです。なので、低価格での販売を可能にしています。
第四の理由・・・・航空会社が売る航空券の運賃というのは政府の認可が必要なのです。
しかし、 ツアー用の航空券を旅行会社に卸してしまえば、航空会社ではなく、旅行会社が販売している為に政府の許可は必要ありません。本当は必要なのですが、航空会社自身が販売していない為、そのあたりはあいまいになっています。
旅行会社が勝手に値段を決められるので値段の上下が出てきて、その結果、格安な航空券が存在します。航空会社としても自社で販売できない代わりに市場のニーズに合わせて値段が決まるため、政府に認可を求める必要がないので、都合の良いシステムだからです。
格安航空券を買えるところは?
海外旅行を取扱われている旅行会社なら、ほとんどが取扱っていると思います。タウンページやインターネットのホームページで探してみてください。まれにチケットショップでも扱っている所もあります。